多焦点眼内レンズ

  • HOME
  • 多焦点眼内レンズ

プレミアム眼内レンズ

テクニスマルチ Tecnis Multifocal(米国AMO社) 先進医療対応

米国AMO社の回折型2焦点眼内レンズです。回折型デザインによる光量ロスは20%で、光量配分は遠方40%と手元40%です。着色の薄いレンズのため、他社の着色レンズのような暗い所でのコントラスト感度の低下が少ないとされています。夜間運転時のハロー・グレア現象は、かなりあります。

手元のピントの距離が33cm, 42cm, 50cmの3種類から選択でき、お一人お一人のライフスタイルによって使い分けます。

夜間の運転はされず読書などの手元の見え方を重視する方に向いています。

テクニスマルチ Tecnis Multifocal(米国AMO社) 先進医療対応

シンフォニー Tecnis Symfony(米国AMO社)先進医療対応

2017年に米国AMO社のから発売された焦点拡張型(Extended Depth of Focus:EDOF)と呼ばれるタイプの多焦点眼内レンズです。最大の特徴は、回折溝の光学デザインを焦点深度が深くなるように設計されていることです。これにより、遠くから中間距離(50cm~1mm)は、どこもピントの合います。しかし、手元30 cmはピントが甘くなりますので生活には困りませんが、読書などを行うときは薄い老眼鏡が必要になります。また、色収差を補正することにより従来の回折型多焦点眼内レンズよりもコントラスト感度が向上しています。夜間運転時のハロー・グレアは少し抑えられていますが、まぶしいと訴える方もいます。

手を伸ばした距離から遠くまではどこもよく見えますので、PC作業、テニス、卓球などのスポーツなどに向いています。夜間運転時はまぶしさを訴える方もおり向いているとは言えません。

シンフォニー Tecnis Symfony(米国AMO社)先進医療対応

レストア ReSTOR(米国Alcon社)先進医療対応

米国アルコン社の回折型多焦点眼内レンズです。このレンズは、回折面と単焦点レンズと同じ屈折面が中心部と周辺部に同心円状にバランス良く配置されているため近方も遠方もよく見えますが、特に遠方がシャープに見える特徴があります。瞳孔径が大きくなるほど遠くへの光配分が大きくなることも貢献しています。また、アポダイゼーションと呼ばれる光学デザインにより、グレア・ハローが軽減されており、夜間運転にも向いています。乱視の強い方にも対応できるトーリックレンズもありますので、白内障治療だけではなく、近視・乱視・老眼の改善にも対応しています。レンズのデザイン性にも優れており、レンズ挿入後に目の中でレンズが回転しないよう高い安定性が保たれていますので、特にトーリックレンズでは術後の回転ズレのリスクが少なく安心感があります。世界で最も使用実績のあるレンズです。

レストア ReSTOR(米国Alcon社)先進医療対応

アクティブフォーカス ACTIVEFOCUS(米国Alcon社) 先進医療対応

米国アルコン社のより遠方と中間距離を重視した加入度数+2.5ジオプターの回折型多焦点眼内レンズです。光学面の設計が、より遠方重視に変更されています。従来のReSTOR +3.0Dでは、レンズの中心部分の単焦点と同じ屈折面を直径0.86 mmから0.94mmに広げ遠方に配しています。また、周辺部の屈折面の面積も6%拡大しています。その結果、回折面は18%減少しています。この結果、遠方から中間にかけてよく見えます。特に遠方は単焦点眼内レンズに遜色ないシャープな見え方になっています。その代わり、手元はピントが甘く、読書をするときは薄い老眼鏡が必要になる可能性があります。

遠方をくっきりと見たい方に向いています。中間距離も問題なく見えます。ゴルフやテニスなどのスポーツをする方、運転をよくする方に向いてます。ハローグレアが少ないため夜間の運転にも向いてます。

アクティブフォーカス ACTIVEFOCUS(米国Alcon社) 先進医療対応

レンティス Lentis(ドイツ Oculentis社) 自由診療

“完全オーダーメイド”の屈折型2焦点レンズとは

ドイツオキュレンティス社で開発された完全オーダーメイドの2焦点の多焦点眼内レンズです。分節型に遠用と近用屈折面を配置するデザインにより、屈折型多焦点レンズの欠点であった高齢者など瞳の小さい目に弱いという欠点がなくなりました。屈折型レンズの利点である単焦点レンズのような質の良い(鮮明な)見え方になりますが。しかも、 光量のロスが5%と少なく、遠方が55%で近方が40%とバランス良くなっています。中間距離がやや弱いです。特に乱視の矯正精度は極めて高く、通常の多焦点レンズと比較して50倍の精度を実現しています。屈折度数は0.01D刻みで矯正が可能な完全オーダーメイドのレンズです。他の多焦点眼内レンズで対応でききない乱視や強度近視の方にも適応となる場合があります。 術後もハロー・グレア現象も少ない方です。ごく稀ですが、ワキシービジョン(何となくすっきりしない、ワックスがかかったような見え方)を感じることがあります。

レンズはすべてオーダーメイドになりますので、注文してからレンズが日本に届くまでに最低でも4~6週間の時間がかかりますが、ご自身の目のサイズに一番ぴったりと焦点の合った眼内レンズを手に入れることができます。

“完全オーダーメイド”の屈折型2焦点レンズとは

ファインビジョン FineVision(ベルギー PhysIOL社) 自由診療

“遠く”“中間”“手元” 全てに焦点が合う 3焦点 「トリフォーカルレンズ」とは

2011年にPhysIOL社(ベルギー)は、それまで不可能であった遠く、中間、手元の3つの距離にピントが合うトリフォーカル眼内レンズ、ファインビジョン(FINE VISION)を世に出しました。以来爆発的に普及し、ヨーロッパでは2焦点レンズを越える高い人気のある眼内レンズとなりました。発売から時間が経ち長い使用経験も蓄積されています。トリフォーカルレンズでは、2焦点の多焦点レンズの弱点であった中間距離にも焦点が合い、手元もよく見えるため、満足度が高いレンズです。メガネを使わずに生活している方が多いのです。光量のロスは14%で、光量配分は、遠方40%、中間15%、手元30%です。瞳孔径の影響も受けにくく満足度の高いレンズです。ただし、夜間の運転時にハロー・グレアがあります。乱視矯正も可能です。

“遠く”“中間”“手元” 全てに焦点が合う 3焦点 「トリフォーカルレンズ」とは

ミニウェル MiniWell(ベルギー PhysIOL社) 自由診療

“遠く”“中間”“手元” 全てに焦点が合う 3焦点 「トリフォーカルレンズ」とは

イタリアのSIFI MedTech社により、従来の回折型や屈折型と全く異なる新しい多焦点レンズが生みだされました。このレンズは、累進焦点眼内レンズ(progressive IOL)と呼ばれ、球面収差を利用して遠方・中間・近方まで落ち込みの少ないスムーズな見え方を実現している焦点深度拡張型眼内レンズです。従来の屈折型や回折型多焦点眼内レンズに比べ、コントラスト感度の高い自然な見え方を実現しています。最大の長所は、従来の多焦点眼内レンズの宿命であったグレア・ハローが全くなく、元々の人の見え方に最も近い自然な見え方を実現していることです。夜間運転をされる方に向いています。ただし、通常は手元のピントは甘く、読書でかなり本を近づけて見る癖のある方は、やや離し気味に見てもらうか、必要に応じて度数のゆるい老眼鏡を使っていただくのがお勧めです。それ以外は、メガネ無しで快適に過ごせる眼内レンズです。

“遠く”“中間”“手元” 全てに焦点が合う 3焦点 「トリフォーカルレンズ」とは

「多焦点眼内レンズ」とは(先進医療・自由診療)

「多焦点眼内レンズ」とは(先進医療・自由診療)

単焦点眼内レンズは、焦点の合う距離が1つで狭いため、焦点を合わせた距離のものははっきり見えますが、それ以外の距離はぼやけてしまい、メガネやコンタクトレンズが必要となります。そこで、焦点の数や深さを増やす研究が進みました。プレミアム眼内レンズのはじまりです。

はじめて実用化された多焦点眼内レンズは2焦点眼内レンズでした。先進医療に認可されています。メガネがなくても、手元30cmも遠くもはっきり見ることが可能となりました。つまり、遠くがよく見える上に老眼鏡をかけなくても本が読めるようになったのです。ただし、お料理、PC作業、人との会話、掲示板を見るなどごくごく日常的な動作に必要な中間距離(50 cm~1 m)が今ひとつはっきり見えないという問題があり満足できない方もおられました。2焦点で始まった多焦点眼内レンズは、3焦点化や焦点深度拡張型などの技術革新により、より満足度の高いレンズへと進歩を遂げています。そして、お一人お一人のライフスタイルに一番合うレンズを選べる時代になったのです。

ヨーロッパの自由診療で使える多焦点レンズを含めると多くの種類があり、選ぶのも簡単ではありません。考え方も医師により多少異なります。ここでは、当院の考え方をお示ししますので選択の参考にしてください。

単焦点眼内レンズ見え方

単焦点レンズの見え方

多焦点眼内レンズ見え方

2焦点レンズの見え方

自分に合った多焦点レンズを選ぶときに考えるべき条件

お一人お一人に合った多焦点レンズを選ぶために考慮すべき条件を挙げてみます。ただし、各製品は改良と工夫を重ね、欠点を減らし長所を高めていますので、一般論と捉えてください。それぞれのレンズの特徴は、「各多焦点レンズについて詳しく知る」を参考にしてください。

  • 2焦点? 3焦点か? 2焦点なら、遠方ー手元の組み合わせか? 遠方ー中間の組み合わせか?
  • 焦点の数か?深い焦点深度か?
  • 屈折型か?回折型か?
  • 乱視矯正が必要か?不要か?
  • 先進医療か?自由診療か?
  • すでに単焦点レンズが入っている目は?

解説していきましょう。
*レンズごとに特徴がありますが、ここでは一般的な考え方を解説します。各レンズの特徴は後で詳しく解説させていただきます。

2焦点か?3焦点か?

2焦点レンズの焦点を遠くと手元に合わせると中間距離が今ひとつ見え方が物足りないと感じる方がいることは先述したとおりです。中間距離は、日常生活でよく使う距離だから不便を感じる方がおられます。手元ではなく中間距離に合わせると便利になりますが、手元ははっきりとは見えず、結局メガネ無しで本は読めません。このように2焦点は帯に短したすきに長しなのです。先進医療に認可されているレンズで使いやすいのですが、合っているかどうかの判断に熟慮が必要です。読書が好きか、自分のメガネ顔が好きか嫌か、料理などの家事をすることが多いか、運転をするかどうか、など多くのライフスタイルを考慮して2焦点が使えるかどうか判断します。

3焦点になると手元、中間距離、遠くのすべてにピントが合いますので、2焦点の悩みは解決されます。トリフォーカルレンズといい、ヨーロッパで登場しヨーロッパでは主流となっていますが、日本では一部の眼科クリニックで自由診療として利用可能です。当院でも使用しているトリフォーカルレンズはファインビジョン(FINE VISION)社のもので患者さんの満足度はとても高いです。トリフォーカルレンズは当院で実際に使用した経験では、患者さんの満足度は高くメガネ無しの生活を楽しまれている方が多いです。老眼が治るレンズと言っても良いレンズだと思います。欠点は、自由診療と言うことです。

焦点の数か?深い焦点深度か?

焦点の数を3焦点に増やす方向とは別に、焦点深度を深くしようという方向で生まれたレンズがあります。EDOF (Extended depth of field)と呼ばれるカメラの技術が用いられています。 2焦点も3焦点も視力の谷間がありますが、EDOF眼内レンズは広い範囲でどこでも良好な視力が出ます。コントラストも単焦点に近い良好な見え方です。

ただし、EDOF眼内レンズには欠点があります。焦点深度の拡張された範囲、すなわち視力が出る範囲には限界があり、遠くに合わせると中間距離まではどこもよく見えますが、30cmという日本人の読書視力が十分に出ないのです。個人差はありますが、レストランのメニューや新聞の字を読むことは可能ですが長時間の読書には向かないのです。しかし、考え方を変えれば、中間距離(50cm~100cm)を見るためのメガネをかける人は少ないが、老眼鏡をかける人は多い。つまり、読書をするという屋内の特殊な作業の時だけ薄い老眼鏡をかけて、それ以外はメガネなしで暮らせるのです。お出かけしても、商品も値札も読めますし、お茶をしても友人の表情もメニューも読めます。老眼鏡に依存しない生活というのが正解に近い表現かもしれません。

屈折型か?回折型か?(一般的な特徴)

屈折型は遠方重視の多焦点レンズです。眼内レンズのエリアを中心から遠方用、近方用、遠方用と異なる屈折のエリアを同心円状に配置するレンズのことです。基本的に単焦点レンズと同じ屈折面からできていますので、質の良い見え方です。欠点は、明るいところでは近くが見えにくくなるという点です。これは、明るいところでは瞳が小さくなる(縮瞳と言います)ため、中心の遠方用エリアだけが働いて近方エリアが十分に使えなくなるからです。瞳孔が3mm以上ないと近くが見えない場合があります。人は加齢とともに瞳は小さくなっていきますので、高齢者には向かないのです。この欠点が響いて現在は回折型に席を奪われています。しかし、光量が100%使用できるため遠くの見え方は単焦点レンズに匹敵するコントラスト感度を持ち、瞳の大きな方にはベストとなりうるレンズです。夜間のグレア、ハローは回折型より強くでます。

レンティスのデザイン

レンティスのデザイン

自由診療ですが、屈折型多焦点眼内レンズであるレンティスは上下に遠方用と近方用を分けた単純な構造をしており、瞳孔径が小さくても他の屈折型ほど問題なく、単焦点と同様のコントラストの高い見え方が可能です。

屈折型多焦点レンズのデザイン

屈折型多焦点レンズのデザイン

一方、回折型は同心円状に階段状の段差を持つ構造となっています。同じ段差が、回折現象により光を遠くと近くに分配し2カ所に焦点を結びます。このため、瞳の大きさの影響が少なく一般的に瞳が小さくなる高齢者の方にも安心して使用できるレンズです。遠方、近方にピントが合い、遠近ともによく 見えます。ただし、遠くよりも少ない光量を近くに分配するため薄暗がりでは近くが見にくくなります。

  • 乱視矯正が必要か?不要か?

せっかくメガネに頼らない生活のために多焦点レンズを選んでも、強い乱視があると裸眼視力は十分に出ません。最近はほとんどの多焦点レンズが乱視を矯正できる機能も持つトーリックレンズを出していますので通常の正乱視なら矯正可能です。ただし、矯正できる乱視の強さには各レンズごとに限界が異なります。

  • 先進医療か?自由診療か?

先進医療に認定されるには、国内で治験を行う必要があるため莫大な費用がかかります。大手のメーカーしかできないのです。ヨーロッパではCEマークというEU加盟国共通の製品の安全基準を満たしていれば、治験をしなくても製品として販売可能になるため、小さくとも優れた技術を持つ企業が、どんどん優れた製品を生みだしています。治験が無いEUだから安全性に劣ると言うことはありません。眼内レンズの素材の安全性は確立されてきており各眼内レンズメーカーは共通の素材提供会社からレンズ素材を購入して、そこに独自の技術を加工しています。ちょうど、ボーイング社の航空機をANAとJALなど各社が購入しますが、内装はそれぞれの工夫があり違う味があるようなものです。このようなわけで、ヨーロッパでは当たり前の3焦点眼内レンズが日本では一部のクリニックでしか使えないのです。現在のところ、世界で最も優れた多焦点レンズはヨーロッパ製で自由診療になります。ヨーロッパはツァイスやライカでわかるように伝統的に光学技術が優れているのです。

  • すでに単焦点レンズが入っている目は?

既に単焦点眼内レンズが挿入されている目でも、add-onレンズと呼ばれる多焦点眼内レンズを単焦点レンズの前に挿入して多焦点レンズの機能を獲得することができます。 回折型のレンズで加入度数は+3.5Dで、乱視も矯正できます。

すでに単焦点レンズが入っている目は?

アドオンレンズ

(二枚重ね用)「アドオンレンズ」とは(保険適用外)

“裸眼でもっと見えるようにしたい”“単焦点レンズだが多焦点レンズにしたい”

既に眼内レンズの入っている方 ~ 二枚重ね用 「アドオンレンズ」

アドオンレンズは、ドイツで開発された、白内障手術後に、さらに視機能の向上をはかるための、二枚重ね挿入専用の眼内レンズです。

白内障手術の後、の近視・遠視・乱視などの、屈折異常の矯正には、二枚重ね用の眼内レンズである「アドオンレンズ」が適しています。 

「近くをもっと見えるようにしたい」

「遠くをもっと見えるようにしたい」

「乱視を矯正したい」

「左右の眼の度数の差をなくしたい」

といった見え方をを改善することができます。

白内障手術を受けて時間が経過すると、眼内レンズが水晶体嚢内で癒着し、眼内レンズの交換は不可能でしたが、アドオンレンズであれば、眼内レンズを取り換えることなく、その上に重ねることで、見え方の改善ができるのです。

アドオンレンズには、

  • 度数調整用(近視・遠視)
  • 乱視矯正用(近視性乱視・遠視性乱視・混合乱視)
  • 遠近両用(回折型累進多焦点レンズ)

の3種類があります。

度数調整用 乱視矯正用 遠近両用

ご予約・お問合せは
お気軽に

患者さんのより近くにいて医療を実践し、正確な診断と確かな手術技術で
みなさまの人生を失明から守ります

pagetop